タイ大手財閥サハ、くまモンのグッズ本格展開

2019/6/27 18:52
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【バンコク=岸本まりみ】タイの大手財閥サハ・グループは27日、熊本県の人気キャラクター「くまモン」を使った商品展開を本格化すると発表した。タイでは現在、日本旅行ブームを追い風にくまモンの認知度が高まっている。海外でくまモンの商品化権を持つADKエモーションズ(東京・港)と提携し、サハが今後販売する多くの商品にくまモンをデザインとして取り入れることを可能にする契約を結んだ。

タイの大手財閥サハ・グループはくまモンのタイでのグッズ展開を本格化する(27日、バンコク)

具体的には、サハのグループ中核の衣料品会社「I・C・Cインターナショナル」がADKエモーションズと契約を結んだ。「マスターライセンス契約」と呼ばれる大型契約で、今後は関連需要の取り込みを急ぐ。

さらに今後、タイで他社がくまモンの関連グッズを製造する際は、I・C・Cがライセンスを供与する窓口になるという。タイでは非正規商品も多く流通しているため、ライセンスビジネスにも強いサハが協力し、非正規商品の排除を狙う。

熊本県は2018年に海外企業に対し、くまモンのイラストなどの利用を解禁した。海外の有力企業とマスターライセンス契約を進めており、これまでに台湾、香港、中国でも同様の契約を結んだ。

バンコクで、関連の記者会見に臨んだ熊本県の蒲島郁夫知事は「くまモンを通じて熊本県を知ってもらい、多くの人に来てほしい」と挨拶した。I・C・Cのブンキエット・チョクワタナー会長は「一目見た時から、くまモンにひかれた」と話し、タイでの本格展開に意欲をみせた。

くまモンは18年に関連商品の売上高が過去最高の1505億円に達するなど、国内のほか海外でも人気が高まっている。

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