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私の価値は229円 「データ労働者」に富流れず

データの世紀 世界が実験室(4)

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私(38)はそんなに安い男なのか。自分のデータを企業に提供する「データ労働者」になって3週間、牛丼1杯分も稼げなかった。

世界で大企業もスタートアップもデータ活用に懸命だ。データの価値も増すが、個人は「対価」を得られるのか。

まず静岡大学准教授の高口鉄平さんを訪ねた。企業の情報漏洩の賠償額から個人情報の価値を試算している先生だ。「最近の事案を集計すると、賠償額の目安は500円ですね」

私の大事なデ...

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データの世紀

データ資源は21世紀の「新たな石油」といわれる。企業や国の競争力を高め、世界の経済成長の原動力となる。一方、膨大なデータを独占するIT(情報技術)企業への富と力の集中や、人工知能(AI)のデータ分析が人の行動を支配するリスクなど人類が初めて直面する問題も生んだ。
連載企画「データの世紀」とネット社会を巡る一連の調査報道は、大きな可能性と課題をともにはらむデータエコノミーの最前線を追いかけている。

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