横浜銀、東工大とマッチング会 産学で知財連携促す
横浜銀行と東京工業大学は27日、取引先企業と大学発の知的財産の連携を目指す「マッチング会」を同大学で開いた。東工大の発明など産業界で応用できる新技術を紹介し、地域企業と研究者との相談会などを実施した。地域のものづくり産業やサービス業などでの産学連携、新技術の事業化を後押しする。
マッチング会では光を使った無線給電システムや、製造業などを対象にした不整地を自在に走行できる車輪機構など、東工大による8種類の新技術を紹介。参加した企業は大学との連携の可能性などについて議論した。
横浜銀と東工大は3月に地域活性化や課題解決に向けた包括連携協定を締結し、人材交流などを始めた。横浜銀の大矢恭好頭取は「銀行のソリューション能力や機能を充実させ、顧客の課題を解決することが重要だ」と強調。大学の研究シーズと企業の需要をつなぎ、取引先の企業価値向上につなげる重要性を示した。
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