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格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションが27日発表した2019年3月期の単独決算は、営業利益が前の期比29%減の41億円だった。旅客収入は増えたが、LCCのバニラ・エアとの統合準備に伴う人件費の増加や燃油高などが利益を押し下げた。統合に関わる損失引当金も計上し、最終損益は1億9300万円の赤字(前の期は37億円の黒字)だった。
売上高にあたる営業収入は10%増の604億円。平均搭乗率は0.9ポイント増の87.8%と最高を更新した。国際線はインバウンド(訪日外国人)の需要が旺盛で、国内線は北海道方面が人気だった。岡村淳也執行役員は同日の記者会見で「20年3月期も事業は堅調に推移しており、ピーチとして売上高900億円程度、営業利益60億円程度を見込めそうだ」と述べた。