最新の市場情報

「※」は20分以上遅延
日経平均株価(円) 20,551.26 -125.96
日経平均先物(円)
大取,19/09月 ※
20,520 -140

[PR]

投信コラム

フォローする

低コストのアクティブ型「iTrust」(話題の投信)

2019/7/2 12:00
保存
共有
印刷
その他

アクティブ(積極運用)型ファンドを低コストで提供――。ピクテ投信投資顧問の「iTrustノーロード」は、インターネットチャネル専用で販売するアクティブ型ファンドシリーズだ。投資信託のコストに対して個人投資家の目が厳しくなっており、従来のネット証券に加えて、全国の地域金融機関が自身のネットチャネルで取り扱う事例が増えている。

■シリーズ11本、大手ネット証券のイデコにも採用

iTrustシリーズは、2019年5月末時点で合計11本。投資地域が異なる4本とテーマ型投信7本を取り扱う(図表1)。テーマ型投信は、短期的な流行を追うのではなく、長期的な社会需要の発展につながり、未来の世界を形作る「MEGATRENDS(メガトレンド)」に基づいたテーマを選択する。

アクティブ型ファンドを低コストで提供したいと考えて、2016年2月にシリーズ第1弾として3本を設定。すべて購入時手数料がかからない「ノーロード型」。ネット専用にすることで、ペーパーレス化などの効率化をはかり、信託報酬を低く抑えた。

取り扱う金融機関は多いファンドで19社。「iTrust世界株式(愛称:世界代表~勝ち組企業厳選~)」をはじめ、楽天証券やカブドットコム証券の個人型確定拠出年金(イデコ)の対象商品に採用されているファンドもある。

■顧客の声から生まれたインド株式ファンド

金融機関の営業員を介さないネット取引のみで販売するため、ピクテ投信自ら積極的に情報を提供している。その手段の1つが「iInfo」だ。iInfoはiTrustシリーズに関わる情報だけでなく、マーケット全般に関わる情報を発信する会員制のサイト。そのファンドが割安か割高か、売り時か買い時かの判断材料も提供する。iTrustシリーズのファンドを保有していない人でも無料で会員登録ができ、メルマガを受け取れる。

メルマガ会員限定セミナーも毎月開催され、ここでも多岐にわたるテーマが取り上げられる。参加者はほぼ男性で年齢層は50代以降が大半を占める。

こうした顧客との距離の近さから生まれたファンドが「iTrustインド株式」だ。セミナーやネットのアンケートでどのようなファンドがほしいかを聞くと、圧倒的に要望が多かったのがインド株式を投資対象とするファンドだった。同ファンドは業界最低水準コストのインド株式のアクティブファンドとなった(2019年5月末現在)。

■「純粋度」重視の銘柄選び

iTrustシリーズの運用で特徴的なのは、純粋度(ピュリティー)の高さを重視すること。ピュリティーとは、会社全体の事業に対する、投資テーマの事業のウエートを指す。「iTrustロボ」もピュリティーの高さに注目し、ロボット関連事業が自社の事業に占める割合の高い企業を中心に投資したことが、同様のテーマのファンドを上回る成績につながった(図表2)。

ピクテ投信は今後もiTrustシリーズのファンドラインアップを拡充し、販社も増やしていく方針。ネット取引だけなので純資産総額(残高)が急増する可能性は低いが、販社の販売員がその魅力から自らファンドを購入するなどiTrustファンは確実に増えている。情報提供力と顧客との距離の近さを武器に、iTrustシリーズは低コストのアクティブ型ファンドの有力な選択肢の一つとして浸透しつつある。

(QUCIK資産運用研究所 小松めぐみ)

投信コラムをMyニュースでまとめ読み
フォローする

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップマーケットトップ

読まれたコラム