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慰安婦訴訟、名誉毀損認定 元朝日記者の請求は棄却

従軍慰安婦報道に関わった元朝日新聞記者、植村隆氏(61)が、週刊誌や論文で記事を捏造(ねつぞう)と批判され名誉を傷つけられたとして文芸春秋と麗沢大の西岡力客員教授(63)に計2750万円の損害賠償や謝罪広告の掲載などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は26日、名誉毀損を認めた上で請求を棄却した。植村氏側は控訴する方針。

原克也裁判長は、植村氏が意図的に事実と異なる記事を書いたとした点は名誉毀損に当たると判断した一方「西岡氏らには公益を図る目的があり、論評の域を逸脱していない」として賠償責任を否定した。植村氏は講師を務めていた北星学園大(札幌市)に脅迫状が届くなど、平穏な生活を営む権利を侵害されたと主張したが、原裁判長は「大学教員としての適格性を問題提起したにすぎない」と退けた。

植村氏は判決後に東京都内で記者会見し「西岡氏は自分に取材せず捏造と決め付けたのに、裁判所は不問にした。今回の判決ではどんなフェイクニュースでも免責されることになり、不当で非常に危険な司法判断だ」と述べた。

判決によると、植村氏が1991年に書いた慰安婦に関する2本の記事に関し、西岡氏は「捏造」と指摘する論文をウェブサイトに投稿。文芸春秋が発行する週刊文春も2014年に2回、同様の趣旨の記事を掲載した。〔共同〕

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