2019年9月20日(金)

キリン、日本産ホップを使った限定クラフトビール

2019/6/26 16:55
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キリンホールディングスは26日、原料に日本産の希少ホップを使ったクラフトビールを数量限定で発売すると発表した。ホップは同社酒類技術研究所の村上敦司・主幹研究員が育種した「ムラカミ・セブン」を使用。イチジクやミカンのような香りを感じさせる。ほどよい苦みもあり、しっかりとした心地良い飲みごたえが楽しめるという。

キリンビールの「ムラカミ・セブン」を使用したクラフトビールを発売する(キリンビールの都内にあるクラフトビール専門店)

商品名は「ムラカミ・セブンIPA」。同社の通信販売サイトで予約受け付けを始めた。7月2日に出荷を始める。価格は330ミリリットルの瓶入り6本セットが3369円。

7月8日からは、飲食店に小型サーバーを設置してクラフトビールを提供する「タップ・マルシェ」でも提供する。キリンビール子会社のコンセプトショップ「スプリングバレーブルワリー」では東京・代官山と銀座、横浜市、京都市の各店舗で6月27日から提供する。

ビールの苦みや香り付けに欠かせないホップは、日本では戦後、東北地方など寒冷地を中心に作付面積が拡大。ピークの1970年には1600ヘクタールに達した。

しかしビール各社は為替相場の変動やコスト削減をにらんで安価な輸入ホップの調達にシフト。日本産ホップの作付面積は2018年には100ヘクタール規模に縮小し、収穫量も200トンに減った。

キリンビールは100年前にホップの国内栽培を開始。90年代後半から日本産ホップの本格的な研究に着手し、02年以降は毎年「とれたてホップ 一番搾り」を販売してきた。同社の契約栽培農家は現在118戸ある。

キリンビールの溝内良輔常務執行役員は「日本産ホップを使ったクラフトビールの売れ行きが伸びることで新規就農者も増える。香り高い日本産ホップの栽培を持続可能なものにしたい」と話した。

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