2019年9月16日(月)

ルノー会長、日仏連合の資本関係見直し「時間が必要」

日産の選択
2019/6/26 15:54
保存
共有
印刷
その他

都内で取材に答えるルノーのジャンドミニク・スナール会長

都内で取材に答えるルノーのジャンドミニク・スナール会長

日産自動車の筆頭株主である仏ルノーのジャンドミニク・スナール会長は26日、日産との資本関係の見直しについて「時間が必要だ。一晩でどうこうなるものではない」と述べ、短期での見直しは難しいとの見方を示した。ルノーの筆頭株主である仏政府からはルノーが日産への出資比率を引き下げる案も出ているが、スナール氏は当座は現状を維持するて姿勢を見せた。

スナール氏が東京都内で日本経済新聞など日本メディアの取材に応じた。4月から日産の取締役を兼ねるスナール氏は25日に日産が開いた定時株主総会に出席するため来日した。日産が新たに設置した指名委員会の委員にも就いている。

ルノーは議決権のある日産株の43%、日産はルノーに対し議決権のない株15%を持っている。日産には関係が不平等だとの見方がある。スナール氏は「なぜ(日産が)悪い方向にとらえているかを考えなければいけない」と述べ、このテーマで日産と対話する可能性に言及した。

フランスのルメール経済・財務相は今月、日仏連合に関し「より良いガバナンス(企業統治)につながり、より効率的に意思決定ができるのであれば」としたうえで、ルノーによる日産への出資比率引き下げもありうるとの考えを示した。ただスナール氏は「私は関係が変わるべきだと言っているわけではない」とも語り、引き下げには慎重姿勢を見せた。

日仏連合の中期目標は「台数だけを求めることはしない」と語り、日産元会長のカルロス・ゴーン被告時代の規模拡大路線からの脱却を改めて強調した。三菱自動車も含めた日仏連合は2022年に18年比30%増の1400万台を販売する目標を掲げる。スナール氏はすでに計画を見直す方針は決めているとしつつも、実施時期については言及を避けた。

日仏連合の販売戦略については「規模よりも品質だ。品質を軽視するとブランドが毀損する」と述べた。日産が北米市場で過去に実施した過度の値引き販売などの手法に否定的な見解を示した。

破談となった欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)との経営統合交渉は「いい提案だと私が思ったことは確かだ。ただ交渉は終わっている」と説明した。

日産・ルノーを巡り、日本メディアに攻撃的な人物と報じられることがあるとして不満も述べた。「こうした報道に傷付いている。私はキャリアを通して、友好的な方法でのみ会社を経営してきた」と訴えた。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。