中国配車・滴滴が報告書、1~3月の刑事事件は10件

2019/6/26 13:55
保存
共有
印刷
その他

【北京=多部田俊輔】中国配車アプリ最大手の滴滴出行は車内の運転手と乗客を巡るトラブルに関する報告書を発表した。1~3月期に公安当局に刑事事件として立件されたのは10件で、100万件の利用に占める刑事事件の発生件数は0.005件だった。滴滴によると、配車アプリが車内のトラブルを巡る報告書を出したのは世界で初めてという。

滴滴出行のアプリ(中国遼寧省・大連)

刑事事件10件のうち、運転手が乗客のスマートフォンを強奪するなど運転手が加害者で乗客が被害者のケースは4件だった。現金の窃盗や女性への乱暴も含まれる。運転手が乗客に殺害されるなど乗客が加害者で運転手が被害者のケースも4件あった。

残りの2件は酒に酔った乗客が運転手に交通違反の位置に停車を命じたことなどが原因でけんかになったという。公安当局が通報を受理して調査したのは111件。そのうち8割強の92件は酒に酔った乗客が車内を汚すなど運転手が被害者だったという。

配車アプリの利用で運転手や乗客からトラブルの通報があったのは8万件余り。総利用件数に占める比率は0.0042%だった。ただ、虚偽の通報が35%余りを占めたという。公安当局が受理した合計121件のトラブルについて、滴滴は調査に協力し速やかに解決したとしている。

滴滴では18年に運転手による乗客殺害事件が2度発生した。中国当局から事件が起きたサービスの一時停止や安全対策の拡充などを求められていた。今回の報告書も安全対策向上の一環とみられる。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]