2019年7月23日(火)

「唯一の救う存在が目を背けた」 心愛さん母に裁判長

社会
2019/6/26 11:50 (2019/6/26 12:07更新)
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「頼れるのはあなたしかいなかった」。裁判長から説諭されると、顔を紅潮させ「はい」と繰り返した。栗原心愛さん(当時10)が死亡した虐待事件で、26日に執行猶予付き有罪判決を受けた母、なぎさ被告(32)。5月16日の初公判と同様に表情はやつれていたが、落ち着いた様子で裁判長の言葉に耳を傾けた。

なぎさ被告は判決が告げられた瞬間は前を向いたまま、身じろぎしなかった。「救いの手を差し伸べられる唯一の存在だったが、目を背けた」。裁判長が判決理由を述べる間、背中を丸め、ややうつむきがちに聞き入った。

言い渡し後、裁判長が説諭を始めると、顔を紅潮させ、しきりに目元や前髪を触る様子も。「心と愛で『みあ』と名付けたことや、沖縄で平穏に過ごしていたことを振り返れるのはあなたしかいない。それをしなければふびんでならない」と語りかけると、一言一言に「はい」と小さな声でうなずいた。

なぎさ被告は初公判の被告人質問では沈黙が目立ち、心愛さんのことを問われると、涙を拭いながら「いつも笑顔で明るい子でした」と吐露。勇一郎被告(41)からのドメスティックバイオレンス(DV)について「振り返ってみるとDVだったのかな」と話した。〔共同〕

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