2019年8月20日(火)

サッカー

なでしこ敗退、悔しさともどかしさ 終盤に痛恨PK

2019/6/26 11:30
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選手それぞれがピッチに立ち尽くし、あるいは座り込みながら流した涙には様々な思いが込められていただろう。そこには8強にも届かず道半ばで倒れる悔しさに加えて、勝てる試合を落としたというもどかしさも含まれていたはずだ。

【関連記事】なでしこ8強ならず オランダに競り負ける

「今までで一番、日本らしさは出せたと思う」というMF長谷川が決めた43分の同点弾は、日本女子サッカーの教科書に載せるべき美しさだった。杉田、長谷川、岩渕のパス交換で中盤を切り崩し、その3人がゴール前にも絡んでいくダイナミックさ。隙間から隙間へ短いパスをつないでいく正確さ。パワーとスピードで劣る分、技術と走量で上回るというなでしこの精華だ。

日本―オランダ戦の前半、ゴールを決める長谷川(手前)=共同

日本―オランダ戦の前半、ゴールを決める長谷川(手前)=共同

ボールを支配して長く主導権を握った点で、6日前に完敗したイングランド戦からの進歩は見せた。大会初出場のMF籾木の堂々たるパスさばきが相手に脅威を与え、杉田や三浦が決定的なシュートも放った。が、仕留めきれずに逆襲の一発を食らうという試合展開はイングランド戦をなぞるようでもあった。

粘りのブロックで何度もはね返し続けたシュートが、最後に主将の熊谷の腕に当たったのは不運ともいえる。それでも熊谷は「勝負というのはこういう最後のところで決まるんだな。勝負の怖さを感じた」と振り返る。

ゴリゴリとした強引な突破から腰の入った強いシュートをゴールの枠へ打ち込んだオランダと、できなかった日本。そこには厳然としたフィジカルの差が存在する。

ただ「日本のサッカーで世界に挑んでいけるという思いもあるし、決定的に全てが劣っていたとも思わない。とにかく倒れず前に進んでいきたい」と高倉監督は訴える。コツコツとパスをつなぎ続けるほかに今の日本が進むべき道はないだろう。

(本池英人)

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