2019年7月16日(火)

LIXIL瀬戸CEO「今日からワンリクシル」

株主総会
住建・不動産
2019/6/25 21:26
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記者会見するLIXILグループの瀬戸欣哉CEO(右)ら(25日、東京都中央区)

記者会見するLIXILグループの瀬戸欣哉CEO(右)ら(25日、東京都中央区)

LIXILグループの株主総会で選任された取締役が25日、都内で記者会見を開いた。選任された合計14人の取締役のうち13人が出席。質疑応答には社長兼最高経営責任者(CEO)に就任した瀬戸欣哉氏と取締役会議長に就任した松崎正年氏が応じた。瀬戸氏は「必ず勝てるチームにしたい。今日からワンリクシルだ。いいチームになれると確信している」と語った。主なやり取りは以下の通り。

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――勝てる会社になるため、どのような計画がありますか。

瀬戸氏「中期経営計画は大きく変えない。これまでは正直、忖度(そんたく)して集中、選択することができなかった。一方、この間にすばらしいタレントが去り、会社の中で対立もあった。ワンリクシル、ノーサイドで進めていきたい」

――(事業を担う)執行役のメンバーをどう選びましたか。

瀬戸氏「執行役は大きく変えていない。そもそもいいチームだったので、海外の事業を見ることができる人数を増やした。(会社側の候補だった)大坪一彦氏は優秀で一緒にやっていけるので、事業会社LIXIL社長として頑張ってもらう」

――株主総会の結果をどう受け止めていますか。

松崎氏「株主の判断が全てだ。瀬戸氏と話をして『自分を監督してください』と言っていた。その役割は果たしていきたい。建設的な意見が飛び交う取締役会にしたい」

――会社提案と株主提案の取締役の間に派閥争いはありますか。

松崎氏「それを言ったら前に進まない。瀬戸氏はこちらの考えを理解している」

瀬戸氏「会社の中で色々な選択肢がある時にベストを選べるわけではないが、最初から選択肢を狭めるようなことは良くない。この会社を良くするためなら、うれしくない判断もする覚悟だ」

――コーポレートガバナンス(企業統治)について検証し公表する予定はありますか。

瀬戸氏「機関投資家向けに丁寧な説明をすることができるようにする。もっとオープンに社外取締役が説明する機会をもっとつくるべきだ」

松崎氏「改善していかないといけない。主な役割は瀬戸社長兼CEOが担うが、必要に応じて我々社外取締役も機関投資家との対話はいとわない。ガバナンスを検証する特別な委員会をつくることを考えている。瀬戸社長兼CEOとも合意した」

――国内サッシ事業でシェア拡大と利益重視のどちらを重視しますか。

瀬戸氏「シェアも利益も重要だが、もっと重要なのはこの業界のコスト構造に問題があるということだ。固定費が高く、マーケットが縮小すると赤字になる。大きく需要が減った時に、フレキシブルに生産することができる体制が必要だ。優先順位は生産改革だ」

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