2019年7月17日(水)

商船三井 積載量1割多い石炭輸送船 2021年にも導入

自動車・機械
環境エネ・素材
南西ア・オセアニア
2019/6/25 19:41
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商船三井は積載量を高めた石炭輸送船を国内の造船所と共同開発した。船内の柱を減らすなどして、船内の積載空間を同規模の船に比べ最大1割増やした。2020年から船舶燃料の環境規制が厳しくなり、海運業界では輸送効率の改善が緊急課題。次世代の石炭輸送船と位置づけ、荷主などにアピールする。

船舶を巡る環境規制は厳しくなる(商船三井の大型ばら積み船)

新型石炭輸送船「Eenex」は21年にも導入できる見通しだ。積載量は9万トンで、全長235メートル。柱を減らしたり、底部の傾斜をなくしたりすることで積載量を高め、貨物室を二重の壁にして強度も高めた。空間が広くなり、石炭の積み下ろしもスムーズになるという。

同社は3月末地点で47隻の石炭輸送船を保有しており、Eenexに入れ替えていくことも視野に入れる。火力発電所向けなどの石炭をオーストラリアやブラジルから輸入する航路に導入するとみられる。

環境負荷が高いとして風当たりが強まる石炭だが、国際エネルギー機関(IEA)は世界の石炭需要は23年まで横ばいで推移すると予測しており、需要は根強い。輸送効率を高め、環境貢献の姿勢を訴える必要があると判断した。

国際海事機関(IMO)は20年1月から、船舶燃料に含まれる硫黄分の上限を現行の3.5%から7分の1の0.5%に引き下げる。50年までには船舶からの二酸化炭素(CO2)排出量の半減を目標に掲げており、海運業界では排ガス対策が急務になっている。

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