商標登録のトレル、AI検索エンジンを公開

2019/6/25 16:26
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商標登録サービスのToreru(トレル、東京・世田谷)は25日、人工知能(AI)を使った商標検索エンジンを公開した。登録したい商品名やロゴ画像をアップロードすると画像認識などの技術を使い、類似する商標の有無を調べる。ロゴ商標の検索では専門的な検索コードを使う必要があり、手間がかかる。商標登録の負担を減らす狙いだ。

Toreruの宮崎超史社長

名称は「Toreru商標検索」で、トレルが社内で活用している検索エンジンの一部機能を無料で提供する。400万件に上る特許庁の商標データベースを参照し、ディープラーニング(深層学習)を使って検索する。検索結果を選択すると、類似画像をさらに絞り込んで調べることもできる。

トレルは弁理士の宮崎超史社長らが2017年に設立した。自社開発したシステムで人件費を抑えており、商標登録の調査や登録の手数料は印紙代を除いて約2万円。これは一般的な特許事務所の5分の1前後にあたるという。「人手が足りないスタートアップや中小企業の利用が多く、18年は1900件以上を出願した」と同社は説明している。

トレルによれば17年の商標登録の出願件数は約19万件と増加傾向だが、出願したことがある中小企業は全体の1%に満たない。宮崎超史社長は「最終的な判断は弁理士が担うが、調査作業などを自動化できる余地は大きい。中小企業などスモールビジネスの商標登録を後押ししたい」と話している。

(駿河翼)

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