2019年7月24日(水)

「丸亀製麺」運営、USJ再建人と歩む復活への道

小売り・外食
関西
2019/6/25 14:02
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うどんチェーン「丸亀製麺」を展開するトリドールホールディングス(HD)は25日、マーケティング支援会社の刀(東京・品川)との取り組みを強化すると発表した。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)の運営に携わった森岡毅最高経営責任者(CEO)が率いる刀と手を組み、主力業態である丸亀製麺のブランド力や集客策をてこ入れする。

トリドールHDの粟田社長(左)と刀の森岡CEO(25日、東京・千代田)

同日、東京都内で会見したトリドールHDの粟田貴也社長は「最も信頼をよせている人物」と刀の森岡氏を紹介した。森岡氏はUSJ在職中、大胆な発想で集客力の高い施設やイベントを相次ぎ導入。来場者数を倍近くまで伸ばしたUSJ復活の立役者だ。

両社が提携したのは2018年秋。まずは丸亀製麺の強みである店頭での製麺や、麺の食感をアピールするテレビCMを投入した。森岡氏は「『うどんを食べたい。丸亀製麺で食べたい』と消費者に思ってもらう狙いだ」と説明した。

粟田社長は「本来のうどんの魅力よりも、(季節限定の)フェアメニューの発信に力をいれていた」と振り返る。提携以前のトリドールは強みを見失っていた。

フェア商品に頼るマーケティングを続けた結果、熱心なファン以外の新規顧客の取り込みができず、客足が落ちていた。19年3月期の既存店客数は全ての月で前年実績を下回った。その結果、19年3月期の連結営業利益が23億円と、前期比70%減少した。

ただ、年初から打ち始めたテレビCMの効果は少しずつ表れはじめてきた。5月の丸亀製麺の既存店客数は、特殊要因を除くと前年同月比5%増だった。6月も順調に推移しているという。

今後は店舗のてこ入れを進める。詳細は明らかにしていないが、てんぷらなどを自由に選べる点を訴求し、「カスタマイズを体験できる店舗の開発」(森岡氏)などを進める。

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