2019年9月22日(日)

千代田化工、三菱主導の再建策承認 株主総会

2019/6/25 13:17
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経営再建中の千代田化工建設は25日、横浜市内の本社で株主総会を開き、三菱商事と三菱UFJ銀行からの計1800億円規模の資金調達などについて株主から承認を得た。2019年3月期に陥った債務超過は解消する見通し。ただ、会社の存続が危ぶまれるような大幅赤字の原因となったずさんなリスク管理体制には厳しい声も聞かれた。

「期中2度も下方修正を繰り返し大変ご迷惑をおかけした」。10時から始まった千代田化工の総会冒頭。山東理二社長は19年3月期に巨額の最終赤字に陥り、救済措置を受けることになった経緯を説明し謝罪した。

総会では三菱商事を引き受け手とする第三者割当増資の実施の是非などを議論し、全議案が賛成多数で可決された。新たに三菱商事から大河一司氏を会長兼最高経営責任者(CEO)として迎え入れ、山東社長がCEOから最高執行責任者(COO)に降格するなど、新たな経営体制についても承認された。

千代田化工は米国やインドネシアのプラント建設で工期遅延に伴うコストが膨らみ、19年3月期に2149億円もの最終赤字に陥った。期中に下方修正を2度繰り返したことについて、80代の株主男性は「現場を把握しきれていない経営体制が問題だ」と話した。

都内の70代の男性も「損失の原因や今後の方向性への説明が不十分で緊張感が足りない」と断じた。一部では「(再生可能エネルギーなど)新たな事業分野で三菱商事との協業に期待できる」(70代男性)との意見も聞こえたが、「甘いリスク管理体制をどう刷新できるのか見えにくかった」(80代男性)という声が大半だった。

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