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3週連続Vに挑む鈴木愛 勝負にかけるすごみ
編集委員 串田孝義

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2019/6/26 6:30
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鈴木愛というプロゴルファーはど根性の人と思ってはいたが、ニチレイレディースで2連覇と2週連続優勝を同時達成したあとの言葉を聞いて、すごみさえ感じた。

プレーオフを制して鈴木はニチレイレディース2連覇と2週連続優勝を果たした=共同

プレーオフを制して鈴木はニチレイレディース2連覇と2週連続優勝を果たした=共同

「これだけ毎週試合をしていて、若い選手以外は誰だってどこかしら痛いはず。口に出すか出さないかだけ。本当に痛くないとしたら、それは練習していない人でしょう。練習しなければ痛くはならないけれど、練習しないと決してうまくはならない。けがと付き合いながら、私は練習する」

昨季前半戦で4勝を挙げながら、手首痛で全英女子オープン欠場を含む約2カ月間の戦線離脱を余儀なくされ、そのまま残るシーズンを未勝利で終えた悔しさを忘れることはないだろう。今季は専属トレーナーを代えて故障の少ない体づくりに取り組んではいるが、昨季発症したけがにひるむことなく、より一層の練習に打ち込んでいるのだから恐れ入る。

悪天候による順延で1日28ホールの長丁場となった最終日を戦い抜いた前週の宮里藍サントリー女子からくる疲労の色は濃かった。大会連覇がかかるニチレイ女子ではあったが、2週連続Vを狙う元気も余裕も最初のうちはなかった。

■首位と2打差なら優勝を意識

それでも初日を70で回り、「サンデーバックナインで首位と2打差なら(優勝を)意識する」。2日目を67で11位から3位へと順位を上げると、「最終日の前半は集中力をセーブして。相性のいい10番(パー5)でバーディーを取って流れに乗り、18番までには並んでいたい」と、優勝へのシナリオはより具体的に、現実味を帯びたものに変化していく。

迎えた最終日。初日から首位を走る20歳の高橋彩華、ともに参戦した全米女子オープンで日本勢最高の5位に入った比嘉真美子との最終組を、鈴木はリスク回避のゴルフで順調に滑り出した。袖ケ浦CC新袖は小さなグリーンが特徴。時にはグリーンを外してでも常に下からのパットが残るように打球を配していった結果、7番でこの日3個目のバーディーが来て、高橋と通算10アンダーで並んだ。

前半最後の9番パー4では、シナリオに狂いが生じたかに見えた。左ドッグレッグのホールでティーショットがまっすぐ突き抜けて右ラフに。グリーンを狙った第2打は右からせり出した木の枝に当たり、球はさらに右の木々の中へ入り込んでしまう。サブグリーン方向にしか出せず、そこからのアプローチの第4打も芝にフェースが刺さってミス。5オン1パットのダブルボギー。

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