G20の交通規制へ準備、派遣警察官らが大阪入り
28、29日の20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)に伴う交通規制の実施に向け、全国から派遣された警察官が大阪市内各地で準備作業に当たっている。道路事情や交通量などを確認し、信号機の手動制御も試行。規制による一般ドライバーの迂回をできるだけ円滑に進める狙いだ。

石川県警から派遣された警察官4人は24日、大阪府警の警察官2人と大阪市中央区の御堂筋の交差点へ。車線ごとの車の流れや信号機の操作方法を確認した。
同県警の紙尾智彦警部補(45)は「大阪は人当たりがきついイメージがあったが、とてもフレンドリー。一方通行の多い道路事情には驚いたが、しっかり準備したい」と話す。
府警は27~30日、府内で大規模な交通規制を実施。渋滞抑制に向け、マイカー利用の自粛を呼び掛けている。一般道は要人が宿泊するホテル周辺など大阪市内9カ所で規制と解除を繰り返す予定で、迂回路への円滑な誘導も混乱回避のカギとなる。