2019年7月22日(月)

2026年冬季五輪、ミラノで開催 IOC総会

ヨーロッパ
2019/6/25 1:08 (2019/6/25 2:26更新)
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【ローザンヌ=細川倫太郎】国際オリンピック委員会(IOC)は24日、スイス・ローザンヌで総会を開き、2026年冬季五輪の開催地にイタリア北部のミラノとコルティナダンペッツォを選出した。既存施設を最大限に活用する大会計画や、政府支援などが評価されたもようだ。イタリアでの冬季五輪の開催は3回目で、06年のトリノ以来20年ぶりとなる。

【関連記事】26年冬季大会、決め手は低コスト 五輪離れに危機感

スイス・ローザンヌで開いた総会で決めた。他に立候補していたのは、同じく共催となるスウェーデンの首都ストックホルムと中部オーレで、一騎打ちとなった。それぞれのプレゼンテーションの後にIOC委員82人による投票が行われ、ミラノとコルティナダンペッツォが半数を超える47票を獲得。ストックホルム・オーレは34票だった。1人は棄権した。欧州での開催は3大会ぶり。

開催地決定を受け喜ぶミラノ・コルティナダンペッツォ代表団(24日、スイス・ローザンヌ)=ロイター

開催地決定を受け喜ぶミラノ・コルティナダンペッツォ代表団(24日、スイス・ローザンヌ)=ロイター

IOCが事前に公表していた評価報告書によると、ミラノとコルティナダンペッツォは既存または仮設の競技場の割合が93%と高く、新設するのは1競技場だけとなっている。会場は4地域に分散している。

伊政府や自治体から開催資金など全面的な支援を取り付けたことも追い風で、総会に駆けつけたコンテ首相はプレゼンテーションで「私たちはスポーツ史で記憶に残る大会にするため全力で働く」と述べた。地元の開催支持率も83%に上った。

スイスやオーストリアなど冬のスポーツが盛んな国と隣接し、近隣国からも冬季五輪のファンを呼び込めることも大きい。開催費用は約1700億円と見積もっている。日程は2月6日~22日、パラリンピックが3月6~15日となっている。

2026年冬季五輪開催地を発表するIOCのバッハ会長(24日、スイス・ローザンヌ)=ロイター

2026年冬季五輪開催地を発表するIOCのバッハ会長(24日、スイス・ローザンヌ)=ロイター

一方、冬季五輪の初開催を目指していたスウェーデンは地元の開催支持率が55%と低かった。招致に成功してもストックホルムは財政面の責任などを負うIOCとの開催都市契約を結ばないとし、資金確保の面で不安の声が出ていた。

26年冬季五輪の招致を巡っては当初は7候補が興味を示していた。札幌市は胆振東部地震などの影響で招致を断念、30年大会の開催に目標を切り替えた。スイスのシオンは巨額の開催費を市民が懸念し、住民投票で招致が否決された。22年は北京での開催が決まっている。

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