ポーランド、判事定年年齢下げは違法 欧州司法裁

2019/6/25 0:32
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【ブリュッセル=竹内康雄】欧州司法裁判所(ECJ)は24日、ポーランド政府が最高裁判所の判事の定年年齢を引き下げたのは欧州連合(EU)法に違反し、司法の独立を侵しているとの判断を下した。ポーランドとEUは司法改革を巡って対立を繰り返しており、ひとまずEU側に軍配が上がった。

ポーランド与党「法と正義」のカチンスキ党首は司法への介入を強めていた=ロイター

ポーランドでは2018年4月、最高裁判事の定年年齢が70歳から65歳に引き下げられた。その結果、最高裁トップを含む現職判事の3割超が退職の対象になった。司法改革は、強権的な与党「法と正義」が退職した判事の後任に政権寄りの人物を新たに指名して、司法への影響力を強めるためとの批判が根強かった。

EUの欧州委員会が司法の独立を侵害しているとECJに訴えていた。批判を受けて、ポーランド政府は事実上同案を取り下げていたが、欧州委は判決を得るのにこだわった。欧州委は判決を受けて声明を出し、「ポーランドの司法の独立を支持する決定だ」と評価した。

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