「英分断、誰にも戻せない」(ルポ迫真)
混迷ブレグジット(1)
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「欧州連合(EU)からの離脱の遅れは敗北を意味する」。ロンドン中心部に建つ英王立工学アカデミーの講堂で12日、前外相ボリス・ジョンソン(55)は10月末のEUからの離脱を断行すると訴えた。講堂内は「ボリス支持」というおそろいの缶バッジで胸元を飾った議員らの拍手で包まれたが、建物を一歩出ると「落ちろボリス」というヤジが鳴り響いていた。
7月下旬に選ばれる新たな英首相の座に、今最も近いのがジョンソンだ...
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