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名古屋城天守復元計画に遅れ、市長に批判相次ぐ

名古屋市が進める名古屋城天守閣の木造復元計画が遅れる見通しとなったことに、批判が相次いでいる。大村秀章・愛知県知事は調達した資材が無駄になるなどとして「(河村たかし市長の)責任問題にもなる」と言及した。市議会からも議論の前提が崩れるとして2022年末の完成断念を明言するよう市長に求める声が上がった。

名古屋城は国の特別史跡で現状変更には文化庁の許可が必要だが、天守閣の解体申請が6月の文化審議会で議題とならず、工期が遅れる見通しとなった。

大村知事は24日の記者会見で、市が同庁の許可を待たずに天守閣の木材調達を進めたとして「木材は劣化すれば使えなくなる。(調達などに計上した約94億円が)全損になる恐れがある」とし、「責任問題にもなる」と厳しく批判した。

同日の市議会では木材の保管庫建設にかかる費用について審議した。市議からは計画が遅れれば議論の前提が変わってくるとして、「22年12月の竣工計画を断念すると市長が明言すべきだ」との声が相次いだ。一方、河村市長は同日、「極めて厳しいと認識しているが、私としてはあきらめていない」とのコメントを発表した。

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