中部の地銀新頭取に聞く 愛知銀・大垣共立銀
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中部地方は地方銀行8行がひしめく激戦区だ。2019年度は大垣共立銀行と愛知銀行の頭取が交代した。歴史的な低金利や金融とIT(情報技術)が融合したフィンテックへの対応など課題が山積するなか、どうかじを取るのか。愛知銀の伊藤行記頭取と大垣共立銀の境敏幸頭取に今後の方針などを聞いた。
■愛知銀の伊藤頭取
――自行の課題は。
「収益力の強化だ。貸出金利が下がるなか、有価証券の利息や配当に頼ることが多かった。今後は利率の高い国債...
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