2019年8月20日(火)

米中協議、事務レベルで再開
中国商務次官「首脳会談へ調整」

貿易摩擦
2019/6/24 15:17
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【北京=原田逸策】中国の王受文商務次官は24日の記者会見で、米中の貿易協議を事務レベルで再開したことを明らかにした。6月末に大阪で開く20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の場で習近平(シー・ジンピン)国家主席とトランプ米大統領が会談するのに向けた調整という。米中の貿易協議は5月に交渉が決裂してから途絶えていた。

記者会見する中国の王受文商務次官(24日、北京市)

習氏とトランプ氏は18日に電話協議し、大阪での首脳会談に合意した。王氏は「首脳間の共通認識を実現すべく、米中双方の交渉団は議論をしている」と語った。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは21日、早ければ25日から大阪で双方の交渉団が対面の協議を始めると報じた。

王氏は中国の立場として4点を挙げた。(1)国家主権を尊重(2)公平な立場で交渉し、協定は双方に有利(3)一方ではなく双方が譲歩(4)協定が世界貿易機関(WTO)のルールに適合――だ。中国は(1)~(3)は繰り返してきたが、最後の4点目は新たに付け加えたものだ。王氏は「米中はWTOの重要なメンバーなので、米中が合意する協定はWTOルールに適合する必要がある」と強調した。

米国は米国産の農産物やエネルギーを大量に輸入するよう中国に要求するが、中国は「現実的な数字にすべきだ」と反論する。協定に輸入規模を明記すればWTOルールに違反する恐れがあり、王氏はWTOルールを持ち出すことで米国をけん制した可能性がある。

米中は2019年1月から閣僚級協議を本格化させ、4月までに協定の大半で合意した。ただ、発動済みの追加関税の扱いや産業補助金などを巡って対立し、閣僚級協議は5月のワシントンを最後に開いていない。

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