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交流戦最下位の広島 逆境こそチーム改造の好機
編集委員 篠山正幸

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2019/6/25 6:30
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広島がセ・パ交流戦で4勝12敗1分け(6月24日現在)と負け越した。リーグ半ばの"中間テスト"の意味合いがある交流戦で及第点を取れず、リーグ4連覇に暗雲がたれ込めるが、3週間、いたずらにもがき苦しんだだけではない。

交流戦開始時点で、2位阪神に4ゲーム差をつけて首位だった広島が、終了時点では巨人にその座を明け渡すことになった。

23日のオリックス戦で延長10回に大量リードを許す展開を見つめる緒方監督(中央)=共同

23日のオリックス戦で延長10回に大量リードを許す展開を見つめる緒方監督(中央)=共同

先発はそこそこ踏ん張っているのに、試合後半で競り負ける。パ・リーグの5、6位、ロッテ、オリックス相手に1勝5敗だった18日からの本拠地6連戦は、投打がかみ合わない交流戦を象徴する内容だった。

交流戦最下位という王者の低迷もあって、セ・リーグはパ・リーグに対し10年連続の負け越しとなった。交流戦が始まって15年。この間、セ・リーグの勝ち越しは2009年の1度だけ。パ・リーグの優位は揺るぎのないものになったようだ。

DeNAのアレックス・ラミレス監督は本拠地、横浜スタジアムでの日本ハムとの初戦(18日)に勝利し、迎えた第2戦の前に、こう話した。

「第1戦を取るのは大事だよ。なぜなら、これでもうスイープ(三たて)されることがないわけだからね。セ・リーグのチームが三たてされることはあっても、パ・リーグのチームがやられることはあまり見ないだろう」

第2戦の先発には今季初登板となる飯塚悟史を立てていた。飯塚への期待を問われ「セ・リーグの相手だと、5、6イニングは投げてほしい、と話すこともできるが、パ・リーグの相手だとそうはいかない。1イニング1イニング、集中して投げてほしい、としかいえない」。

ここまで率直に語る監督、コーチも珍しいが、ラミレス監督ならずとも、セ・リーグの側は交流戦の重圧を感じないはずがない。

皮肉にも、というべきか。こうした「パ高セ低」の力関係のなかで、交流戦優勝を最後まで争った巨人といえども、この間の貯金は4と、突っ走るところまではいかなかった。

いくらなんでも負けすぎ、のきらいがあった広島も、リーグ内では全く問題ないゲーム差につけている。

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