2019年7月21日(日)

トランプ氏「イランと無条件で交渉」 圧力と両にらみ

トランプ政権
中東・アフリカ
北米
2019/6/24 9:25
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トランプ氏は23日放送のNBCテレビのインタビューで「イランとの交渉に前提条件はない」と語った(23日)=ロイター

トランプ氏は23日放送のNBCテレビのインタビューで「イランとの交渉に前提条件はない」と語った(23日)=ロイター

【ワシントン=中村亮】トランプ米大統領は23日放送の米NBCテレビのインタビューで「イランとの交渉に前提条件はない」と語った。イランが20日に米国の無人偵察機を撃墜した後も両国の緊張が過度に高まる事態を望んでいないとの考えを示したものだ。一方、米政権は24日にイランへの追加制裁を発動して圧力を強め、対話に応じるよう迫る構えだ。

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トランプ氏は21日にNBCテレビのインタビューに応じた。ペンス副大統領も23日、CNNテレビに出演して無人機撃墜に関して「イランの最高レベルで承認されたものとは考えていない」と語った。イラン指導部の関与を否定し、対話の余地を残したい意向をにじませた。

ペンス氏は一方で、イランへの対抗措置について「全ての選択肢がテーブルの上にある」と語り、軍事攻撃の可能性は排除されていないとの考えを示唆した。「イランの核兵器保有は絶対に認めない」とも強調した。経済制裁を強化し、イラン経済に打撃を与えて軍事力強化にあてる資金源を断つ方針を示した。

ポンペオ国務長官も23日、ワシントン郊外で記者団に対し、追加制裁に関して「イランの経済成長を抑えて制裁を回避することも難しくする追加措置になる」と説明した。ポンペオ氏は同日、インドや日本訪問に先だって急きょ、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)に向けて出発した。イランに対抗するための協力を確認する見通しだ。

ロイター通信によると、国務省のイラン担当特別代表ブライアン・フック氏は訪問先のクウェートで記者団に中東のホルムズ海峡周辺の航行の自由を守る措置に関して、28~29日に大阪で開く20カ国・地域首脳会議(G20サミット)で議論するとの見通しを示した。「各国が協力して海上の安全を確保することは喫緊の優先課題だ」と訴えた。

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