大阪府吹田市の吹田署千里山交番で古瀬鈴之佑巡査(26)が包丁で刺され拳銃を奪われた事件で、発生から1週間となった23日、地元住民らが古瀬巡査の回復を願い、約6千羽の折り鶴を交番に届けた。
地元の千二地区自治団体連絡協議会の雑部麻美会長(53)によると、住民が作った千羽鶴は23日午前、子どもたちが交番で警察官に手渡した。雑部会長は「元気になって一日も早く戻ってきてほしい。千羽鶴が、古瀬さんの頑張りを後押しできたらと願っている」と話した。
捜査関係者によると、一時意識不明の重体だった古瀬巡査は意識が戻り、まだ会話はできないが、医師が手を握ったり話し掛けたりすると反応があるなど、回復に向かっているという。〔共同〕