2019年7月24日(水)

中国家電大手の蘇寧、仏カルフール中国事業買収

小売り・外食
中国・台湾
アジアBiz
2019/6/23 20:55
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【広州=川上尚志】中国家電量販大手の蘇寧易購集団は23日、仏流通大手カルフールの中国事業を買収すると発表した。48億元(約750億円)を投じカルフール中国法人の株の80%を買い取る。中国景気の減速やネット通販の台頭で、大型スーパー中心のカルフールの中国事業は低迷していた。一方、蘇寧は家電量販店などとネット通販を連携し成長している。カルフールは自力の立て直しは難しいと判断し、蘇寧傘下で再建を目指す。

カルフールは中国市場で苦戦が続いていた(上海市内の店舗)=AP

蘇寧は23日、カルフールの中国事業の買収について「日用品や食品の分野で競争力強化につながる」と説明。中国で約3000万人に及ぶカルフールの会員に蘇寧の店舗を紹介するほか、カルフールが中国の6カ所に設ける大型物流センターを活用して物流を効率化する方針も明らかにした。

蘇寧はカルフールの中国事業について「当面は独立した運営を保つ。人員や(店舗など)不動産賃貸などの面で大きな変化はない」とも説明し、早期にリストラを実施する可能性は否定した。

カルフールは1995年に中国に進出し、19年3月時点で約50都市に大型スーパーを210店舗展開する。ただ中国事業の18年12月期の売上高は前の期比8%減の299億元で、最終損益は約6億元の赤字だった。業績不振が続き中国からの撤退も噂されていた。

一方、蘇寧は18年末時点で家電量販店や日用品店、コンビニエンスストアなどを中国で8815店展開し、事業の多角化を急いでいる。さらに自前のネット通販も運営し、実店舗と連携させたセールを展開して販売を伸ばしている。18年12月期の売上高は前の期比30%増の2449億元、純利益は約3倍の133億元と好調だった。同社は日本の免税店大手ラオックスを傘下に持つ。

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