ビットコイン1万ドル回復 1年3カ月ぶり
代表的な仮想通貨(暗号資産)ビットコインの価格が22日、心理的節目の1万ドル(約107万円)台を回復した。情報サイトのコインデスクによると、2018年3月以来約1年3カ月ぶり。米フェイスブックによる仮想通貨サービスの構想などが材料視されたほか、最近の上昇基調に目をつけた個人投資家の買いが入っているもようだ。
22日夜時点で1万1000ドル前後まで上昇している。ビットコイン価格は17年末に約2万ドルの最高値をつけたが、その後は不正流出事件などをきっかけに下落基調が続いていた。
フェイスブックの仮想通貨「リブラ」構想が明らかになり仮想通貨への期待が再び高まっている。またヘッジファンドなど一部の機関投資家が株式や債券などとは別に、ビットコインに投資するケースが増えている。ただ高値で購入し損失を抱えたままの投資家も多く、今後は戻り売りも交えた荒い値動きになるとの見方も出ている。