道銀と釧路信金がATM相互利用、稼働率向上へ連携

2019/6/21 20:42
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北海道銀行は21日、釧路信用金庫(釧路市)とATMの相互利用を開始すると発表した。双方の顧客が日中は手数料なしで引き出しや振り込みをできるようになる。地銀と信金間は道内初。ATMは高い維持コストがかかり、キャッシュレス決済の普及で稼働率も低下。道銀にはATMの削減を進める狙いもある。

北海道銀行のATM(写真左)と釧路信用金庫のATM(釧路市内のイオン店舗)

24日から、たとえば道銀の顧客が釧路信金のATMを使う場合、平日や土曜の午前9時から午後2時までは108円かかっていた手数料が無料になる。その他の時間帯も216円から108円に下げる。

提携は道銀から提案したという。道銀は5月末で709台、釧路信金は45台のATMを抱える。釧路地区では道銀と釧路信金で6つのATM拠点が重複しており、顧客の理解を得てATMの削減も進めたい考えだ。

ATMは1台につき年間400万円程度の維持コストがかかる半面、利用は減っている。道銀の場合、利用回数は5年前と比べ1~2割減ったといい、採算割れも出始めた。道内では北洋銀行も1割の拠点でATMを減らす方針を発表している。

信金の顧客なら全国の信金ATMで入出金手数料はかからない。だが店舗外ATMは数が限られ、札幌圏に店舗を持たない釧路信金の利用者にとっては使い勝手が高まる。道内20信金では帯広信金や北見信金、道南うみ街信金なども札幌に支店を持っていない。道銀は「釧路だけでなく他の信金とも相互利用を進める」と意気込んでいる。

全国銀行協会によると、都市銀行と地銀、信金を合わせたATMの台数は2017年時点で9万台強。10年前から2%減っており、稼働効率の改善は共通の課題だ。三菱UFJ銀行と三井住友銀行が19年度前半にもATMを相互開放し、十六銀行島根銀行は店舗内にセブン銀行ATMを設置する。京都銀行ゆうちょ銀行と提携し、ATMを15%減らす計画だ。

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