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アフリカの人口、21億人に倍増

変わる人口地図(4)

国連の最新の予測によると、地域別で人口増のペースが最大なのが、サハラ砂漠以南のサブサハラアフリカだ。他地域に比べ高い出生率を保ち、2019年時点の10億6600万人から50年には21億1800万人に倍増する。2100年には約38億人と世界の人口の3割強を占める見通しだ。

国別の人口ではナイジェリアが19年の2億人から100年には7億3300万人へと大幅に伸びる。コンゴ民主共和国も同期間に8700万人から3億6200万人まで増えると見込まれる。

人口急増は課題も突き付ける。経済成長率が追い付かなければ、1人当たりの所得は減っていく。十分な雇用を創出できなければ、社会不安の火種となる。農村から都市への人口流入で消費拡大が期待できる半面、電力、水道、交通網といったインフラの逼迫や公衆衛生の悪化も懸念される。

特に危惧されるのが食糧問題だ。アフリカの農業は自給用でない換金作物を優先して栽培しているうえに、他地域に比べ著しく生産性が低い。米や小麦といった主要穀物は域外からの輸入に依存し、都市化の進展がこの傾向に拍車を掛ける。

食料輸入による物価高が人件費に跳ね返り、製造業が育たない一因にもなっている。持続可能な発展のために何ができるのか。8月に日本政府が主催するアフリカ開発会議(TICAD)でも大きな議題となりそうだ。

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