九州FGの笠原社長「効率性高める」

2019/6/21 19:40
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九州フィナンシャルグループ(FG)の社長に21日就任した肥後銀行の笠原慶久頭取は鹿児島市で会見し、「持ち株会社として高い効率性や専門性を実現したい」としてグループのガバナンス(統治)体制を強化する方針を示した。金融とIT(情報技術)を融合するフィンテック関連子会社を設立し、収益力向上を図る考えも示した。

九州フィナンシャルグループの松山新会長(左)と笠原新社長(21日、鹿児島市)

同日会長に就いた松山澄寛氏も「地方銀行は転換点にある。収益の多様化を図りながら地域活性化に力点を置く」と話した。カギとなるのが金融庁が進めている銀行による事業会社への出資規制の緩和。後継者難の企業の全株式を一時的に保有し、「雇用の維持などができる」(松山会長)。

預貸や有価証券運用以外のビジネスも参入しやすくなる。笠原社長は「フィンテックを中心に新しい領域の子会社をFG傘下に置いたり、5%を超えて出資したりできる」と述べた。

九州FGは15年に発足。有力行同士の統合で、持ち株会社の統治力の課題が指摘されてきた。みずほ銀行出身の笠原社長は「統合の先輩でありよい事例、悪い事例ともに知っている」とし、ガバナンス強化を進める考えを示した。

松山会長は同日付で鹿児島銀行の頭取にも就任。傘下行とFGのトップを兼ねる体制について、「九州FGの規模だと兼ねる効率性が高い」と説明。金融再編について笠原社長は「一緒になりたいという銀行が出てくればウエルカム」とこれまでの発言を踏襲した。

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