ワコールHD、次世代店舗で顧客開拓 新中計

2019/6/21 13:55
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ワコールホールディングス(HD)は21日、2022年3月期を最終年度とする3年間の中期経営計画を発表した。3Dボディースキャナーや人工知能(AI)を使った次世代型の接客サービスで課題だった若い女性層を開拓する。百貨店などへの卸売事業も非効率な部分を見直す。EC(電子商取引)の普及で競争が激化するなか、利益重視の姿勢を鮮明にする。

ワコールHDの安原社長は「今後3年の成長にこだわる」と話した(21日、京都市内)

22年3月期までに連結売上高を19年3月期比8%増の2100億円、営業利益は2.9倍の140億円に引き上げる。重点分野に位置づけるのが、新サービス「3Dsmart&try」だ。バストやウエストなど身体の約150万カ所を5秒で計測し、顧客のデータに基づいて、AIが商品を提案する。体験型の店舗で新たな購買層を開拓するほか、「データを活用して新商品やサービス開発にも生かす」(安原弘展社長)

百貨店や量販店向けへの卸売事業も見直す。商品群を2割削減するほか、取引条件や商慣習の見直しを進める。ピーチ・ジョンなど子会社の不採算事業の見直しも進め、利益率の改善を図る。

ワコールHDは28年3月期までに最大で売上高2700億円、営業利益率10%超とする計画も明らかにしており、利益率の高い分野への集中投資を目指す。

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