香港、学生ら抗議行動 条例改正の完全撤回求める

2019/6/21 12:53 (2019/6/21 16:44更新)
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21日、香港警察本部の前で抗議する若者ら

21日、香港警察本部の前で抗議する若者ら

【香港=比奈田悠佑】中国本土への容疑者移送を可能とする香港の「逃亡犯条例」改正案を巡る対応に反発した学生らの抗議活動が21日、激しくなった。深夜まで1万人規模が香港警察本部を包囲し、周辺の幹線道路も封鎖した。これまでのデモで警察が催涙弾やゴム弾を使用した点にも反発を強めている。

21日の抗議活動は学生団体や2014年の「雨傘運動」の学生リーダーだった民主活動家、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏らが主導した。200万人の市民が参加した16日の大規模デモと比べて、参加人数は大きく減った半面、行動は過激になっている。

21日深夜、香港警察本部から周辺100メートルは人だかりで埋め尽くされた。群集からは警察本部ビルへ卵やトマトが投げつけられ、窓から様子をうかがう警察関係者にはレーザーポインターを浴びせた。近隣にはバリケードが設けられ、幹線道路の一部は通行止めになった。

抗議活動の参加者に水を配っていた30代の女性は「市民の怒りがどこにあるのか、警察も行政もまだ理解が足りていない」と話した。一連の大規模デモを主催してきた民主派団体「民間人権陣線」は26日夜に集会を開くと発表した。20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)を前に国際社会の関心を高める狙いだ。

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