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韓国軍、北朝鮮船の接岸見落とす 国防相が謝罪

【ソウル=恩地洋介】韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相は20日、北朝鮮木造船の接岸を軍が見落としていたとして謝罪した。船は15日、日本海上の南北境界と位置づける北方限界線(NLL)から130キロ南下し、韓国の港に接岸した。上陸した乗組員に話しかけられた住民が警察に通報した。軍が当初、事実関係の隠蔽を図ろうとした疑いが浮上し、批判の声が強まっていた。

北朝鮮船への対応を巡り謝罪した韓国の鄭景斗国防相=共同

北朝鮮船には4人が乗っていた。上陸した1人は地元住民に「ソウルに住む親戚と話したいので携帯電話を貸してほしい」などと話したという。軍の戦闘服を着た乗組員もいた。2人はその後、板門店を通じて北朝鮮に引き渡された。亡命の意思を示した残る2人は韓国にとどまっている。

韓国メディアによると、亡命を望んだ人物は国家情報院の調べに「北朝鮮で韓国映画を見たため戻れば処罰される」との趣旨の話をしたという。

韓国軍は当初、船の接岸を防げなかった事実を明かさず「漂流してきた船を港の周辺で接収した」と発表した。しかし、接岸の事実が報道されたため「船はエンジンを稼働させていた」などと説明を変えた。廃棄したと言っていた船体も保管中であることが分かった。

保守系野党の自由韓国党は「緊張緩和策を盛った南北軍事合意が、安全保障の弱体化をもたらした」などと南北融和を進める文在寅(ムン・ジェイン)政権の批判につなげている。

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