デサント、株主総会で新取締役選任

2019/6/20 11:08
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スポーツ用品大手のデサントは20日午前、大阪市内の本社で定時株主総会を開き、伊藤忠商事出身の小関秀一氏ら6人の取締役が選任された。創業家の石本雅敏社長は退任し、小関氏が同日付で社長に就く。

伊藤忠出身の小関氏ら取締役を選任した(20日、大阪市)

石本氏は総会の冒頭で「伊藤忠との一連の騒動でご心配ご迷惑をおかけしてしまい、お詫びします」と頭を下げた。株主からは伊藤忠によるTOBの狙いや今後の両社の関係などについて質問が出た。石本氏はいずれも「現経営陣が回答する立場にない」などと、明確な回答を避けた。

小売店を営む株主からの「(小売店への)サポート体制が一切ない。残念だ」との指摘に対し、石本氏は「本当に申し訳ない」と謝罪した。石本氏はサポート対応を説明するなかで、声を詰まらせてうつむき、涙を流す場面もあった。

デサントを巡っては昨夏以降、筆頭株主の伊藤忠がデサント株を買い増したことなどから両社の対立が表面化。伊藤忠による敵対的TOB(株式公開買い付け)を経て、3月に両社がデサントの新しい経営体制に合意したことで対立は収束した。

これまでデサントの取締役は10人で、デサント側6人、伊藤忠側2人、独立した社外取締役2人の「6・2・2」の構成だった。取締役が6人に減ったうえ、構成は「2・2・2」となり、デサント株の保有比率が4割に高まった伊藤忠側の発言力が増すことになる。

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