2019年9月16日(月)

異国の地、初めての地震 恐怖語るベトナム人実習生

2019/6/20 9:31
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震度6強を観測した新潟県村上市では、技能実習生として滞在していたベトナム人9人も被災し避難した。異国の地で経験した初めての地震。実習生らが恐怖を語った。

縫製加工業「アンプランニング」に勤めるベトナム人技能実習生ホアン・ティ・ミーさん(19日、新潟県村上市)=共同

昨年1月に来日し、同市府屋地区の縫製加工業「アンプランニング」に勤めるベトナム人技能実習生ホアン・ティ・ミーさん(27)。寮で寝ていた18日午後10時22分ごろ、突然強い揺れに襲われてベッドから跳び起きた。

ガチャガチャと音を立ててぶつかり合い、割れる食器。冷蔵庫の扉は外れ、椅子はひっくり返った。母国で地震を経験したことがなく、何が起きたのか分からずパニックになった。「怖くて、もう駄目かと思った」

他の実習生8人と共に、玄関先で毛布をかぶり震えていると、小野塚実社長(71)が駆け付けた。社長を見て泣きだす人もいた。「津波が来るから逃げよう」。暗闇の中、「早く早く」と声を掛け合いながら、近くの高台まで走った。日付が変わった19日午前2時半ごろまで、寒さに耐えながら津波注意報が解除されるのを待った。

「二度と経験したくない。今後も不安が大きい」と、暗い表情で振り返るミーさんだが、19日はいつも通り出社し、ミシンでダウンジャケットを縫った。小野塚社長は「今後は避難訓練をして、安心して働いてもらえる職場をつくりたい」と語った。〔共同〕

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