2019年7月17日(水)

アルゼンチン、4四半期連続マイナス成長 1~3月は5.8%減

中南米
2019/6/20 7:06
保存
共有
印刷
その他

【サンパウロ=外山尚之】アルゼンチン国家統計局(INDEC)が19日発表した1~3月期の実質経済成長率は前年同期比で5.8%減と、4四半期連続でマイナス成長となった。通貨安によるインフレを受け、製造業・商業ともに低迷が続いた。

通貨安にともなうインフレが経済を低迷させている(6日、ブエノスアイレスの両替商)

分野別では工業生産が前年同期比10.8%減、商業が同12.6%減と、ともに大幅に落ち込んだ。昨年は歴史的な干ばつで不作だった農業が同7.7%増と盛り返したが、全体を補えなかった。

経済低迷の要因は通貨安だ。18年4月に通貨ペソが対ドルで急落して以降、物価上昇が加速した。インフレ率は年率50%を超えて推移する。企業活動も落ち込み、1~3月期の設備投資など固定資本形成は前年同期比24.6%減だった。

INDECが同日発表した3月の失業率は10.2%と、18年12月から1ポイント上昇した。15年のマクリ政権発足以来、最も高い水準となった。

足元では米国の利下げ観測もあり、通貨安は落ち着きつつある。1~3月期の実質経済成長率も前期比では0.2%減と、下落幅は18年10~12月期から1ポイント以上縮小した。マクリ政権は「景気は底を脱した」と主張するが、景気回復には時間がかかりそうだ。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。