2019年8月20日(火)

アルファベット、13の株主提案をすべて否決 株主総会

2019/6/20 3:46
保存
共有
印刷
その他

株主総会の会場近くでは株主提案への賛成を求める集会が開かれた(米カリフォルニア州サニーベール市)

株主総会の会場近くでは株主提案への賛成を求める集会が開かれた(米カリフォルニア州サニーベール市)

【シリコンバレー=中西豊紀】米グーグルの持ち株会社アルファベットは19日、年次株主総会を開いた。同社に対しては株主議決権の格差是正や女性の待遇改善など昨年の7件を大幅に上回る13件の株主提案が出ていた。経営陣が過半の議決権を握るため同社はすべての提案を否決したが、くすぶるIT(情報技術)大手への批判を反映した総会となった。

総会にはグーグルのスンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)らが出席した。創業者でアルファベットCEOのラリー・ペイジ氏やセルゲイ・ブリン氏は姿を見せなかった。今年は株主提案の多さが特徴で、米メディアは全米上場企業でアマゾン・ドット・コムの12件をしのいで最多と報じている。

提案は現経営陣が種類株を通じて51%を握る議決権配分の見直しや、女性や非白人への差別の是正を求める声がほとんどだった。ガバナンス強化と従業員の多様性の確保は、シリコンバレー企業が抱える足元の課題と投資家らから見なされている。

そのほか中国での検索事業の再開を検討しているとされることについて「人権侵害に加担する」との指摘が出た。会社側は「現時点で中国で検索事業をする計画はない」回答した。ガバナンスの欠如については「スキャンダルが相次ぐフェイスブックのようになる」と厳しい声が投資家から出た。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。