2019年7月17日(水)

ジョンソン氏独走続く、英与党党首選 3回目投票

英EU離脱
ヨーロッパ
2019/6/20 3:22
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メイ首相の後任は(左から)ゴーブ環境相、ジョンソン前外相、ハント外相、ジャビド内相の4人に絞られた=AP

メイ首相の後任は(左から)ゴーブ環境相、ジョンソン前外相、ハント外相、ジャビド内相の4人に絞られた=AP

【ロンドン=中島裕介】英国のメイ首相の後任を選ぶ与党・保守党の党首選は19日、候補者を絞り込む3回目の議員投票を行った。残った5人の候補のうち欧州連合(EU)からの合意なき離脱も辞さないジョンソン前外相が45%の票を集め、引き続き大差で首位を維持した。合意なき離脱に最も慎重だった穏健派のスチュワート国際開発相が、最下位となり落選した。

党首選ではまず下院議員313人が下位の候補を除外しながら投票を繰り返し、2人まで候補を絞り込む。その後、十数万人の党員による決選投票で7月22日の週に次期党首が決まる。

ジョンソン氏は143票を獲得し、18日の2回目の投票から17票上積みした。決選投票への進出が確実になる5割の得票に近づいた。2位はEUとの合意のうえでの離脱を重視する穏健派のハント外相で54票。同じく穏健派のゴーブ環境相が51票で続いた。ともに前回より票を上積みしており、ジョンソン氏と決選投票を戦う2位争いは激しくなっている。

4位は10月末の離脱のさらなる延期に慎重なジャビド内相で38票。最下位のスチュワート氏は前回より10票減り27票に終わった。今後辞退者がでなければ、20日にさらに2回の議員投票を重ねて、同日中に決選投票に進む2人が確定する。

党首選はEU離脱への姿勢が最大の焦点になっている。落選したスチュワート氏はメイ氏の離脱協定案をできる限り踏襲し、EUとの合意を得て離脱を目指すと訴えてきた。スチュワート氏は「党の同僚には、合意なき離脱が悲惨な結果をもたらすという私のメッセージを受け取る準備がなかった」と語った。

強硬離脱派のジョンソン氏が順調に票を伸ばす一方で、ハント氏とゴーブ氏の2位争いが次の注目点となる。両者とも経済に混乱を及ぼす合意なき離脱の回避のため、短期の離脱延期はやむを得ないとの見解で一致している。同じ穏健派のスチュワート氏の票をどちらが多く確保できるかで、勝敗が分かれそうだ。

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