島根大発ベンチャーPuREC、増資で5.8億円調達
島根大学発ベンチャーのPuREC(ピューレック、島根県出雲市)は19日、第三者割当増資により総額5億8000万円を調達したと発表した。調達した資金は再生医療に使う高品質の細胞を培養で増やし、臨床試験での安全性などを確認するための研究開発に充てる。
割当先は富士フイルム、ファストトラックイニシアティブ2号投資事業有限責任組合、しまね大学発・産学連携投資事業有限責任組合の3者。
PuRECは2016年1月設立。骨髄を由来とする「間葉系幹細胞」を製造し、生まれつき骨がもろく全身性合併症につながる難病の低ホスファターゼ症などの治療に応用するための技術開発に取り組んでいる。治療開始は20年中を目指している。
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