インドで「日立銀行」 日本人が知らない日立の真価

コラム(テクノロジー)
2019/7/17 4:30
情報元
日本経済新聞 電子版
保存
共有
その他

日経コンピュータ

国内のメガバンクとゆうちょ銀行の合計を上回る台数のATMを運用し、日本のセブン-イレブンの20倍以上のPOS(販売時点情報管理)端末を管理する――。知られざる日立のインド事業。そこには約30万人の従業員を抱える巨艦・日立製作所が描く成長の青写真が見える。

【関連記事】日立、「ルマーダ」で21年度に売上高1兆6000億円

■データから価値、顧客と共に成長

インド最大の都市、ムンバイ。地場のアパレル店「FIRST CHOICE 1」の店員、リテシュ・パテルさん(21)は手元のPOS端末を慣れた手つきで操作し、スマートフォンを使ったQRコード決済の処理を終えた。「現金を管理する手間が省けるので便利だ」と笑顔を見せる。

ありふれた日常の光景だが、この処理を「HITACHI」が支えている事実はほとんど知られていない。日立が2014年に買収したインドの決済サービス大手、プリズムペイメントサービス(現日立ペイメントサービス)を通じて銀行のATMやPOSの運用・保守サービスを提供しているのだ。

日立のインドにおけるATM・POS運用サービスの仕組み

日立のインドにおけるATM・POS運用サービスの仕組み

機器の運用・保守を請け負うだけではない。銀行やクレジットカード事業者のシステムと各ATMやPOSの決済処理を中継するサービスも手掛ける。19年1月にはインド最大手の…

[有料会員限定] この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。

日経BPの関連記事

電子版トップ



[PR]