「むかわ竜」新種の可能性 北海道初か、学会発表へ

2019/6/19 10:22
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 「むかわ竜」について新種の可能性が高いと説明する北海道大総合博物館の小林快次教授(18日、北海道むかわ町)=共同

「むかわ竜」について新種の可能性が高いと説明する北海道大総合博物館の小林快次教授(18日、北海道むかわ町)=共同

北海道大総合博物館の小林快次教授らの研究グループは18日、北海道むかわ町で発見されたハドロサウルス科恐竜の化石(通称むかわ竜)について、骨の特徴から新種の可能性が極めて高いと発表した。化石を収蔵する同町の穂別博物館によると、新種の恐竜化石と正式に認められれば、道内初という。

化石は2003年、同町穂別の約7200万年前(白亜紀後期)の地層で見つかった。全身骨格では国内最大とされ、頭部から尾部までの全長約8メートル、体高約4メートルと推定されている。

小林教授や穂別博物館、岡山理科大などの共同研究チームが国外の恐竜化石との比較研究を進めた結果、背骨の上に伸びる突起が大きく前に傾くなど、新種の根拠となる特徴が多数見つかった。

また、むかわ竜はハドロサウルス亜科のエドモントサウルス類に属し、中国やロシアで見つかった化石に近いことが分かった。脚の骨の断面から、9歳以上の成体で、12歳以降に死んだと考えられる。

穂別博物館の桜井和彦館長は「7200万年前の生き物の細かい種類が分かってきたのはうれしい。新種と認められれば、より多くの人に知ってもらうチャンスになる」と声を弾ませた。研究グループは21~23日に静岡市で開かれる日本古生物学会で研究成果を発表する。〔共同〕

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