2019年7月21日(日)

プロ野球

陽岱鋼、勝負師の一振り 初球を逃さず決勝二塁打

2019/6/19 0:25
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八回1死二塁。代打に送り出された巨人・陽岱鋼に迷いはなかった。「初球から打ちに行こう。振らないと受け身になってしまう」。決意はしていても、実際にバットを振れる打者は決して多くないが、そこは勝負師。

18日のプロ野球 結果と戦評

八回、代打・陽岱鋼が右越えに勝ち越し二塁打を放つ=共同

八回、代打・陽岱鋼が右越えに勝ち越し二塁打を放つ=共同

ためらいなく振り出したバットが、オリックス海田の初球を捉えた。これが右越えの決勝二塁打に。

近ごろはベンチスタートが多いが、集中力は切らしていなかった。「(試合前から)自分のなかで納得できるように準備している」と話し、代打の心得について、阿部にいろいろ尋ねてはヒントをもらっている。

「右方向への強い打球という、彼のいいところがひと振りで出た」と原監督も絶賛だった。

チームとしては完全に受け身に回りかけていた。六回、好投の今村に代打を送ったものの不発で、追加点を奪えず。継投に入ると、八回に投入したマシソンが体の異常を訴えて、4球で降板。ドタバタのなか、同点を許した。

勝ってなお「今村に勝ちをつけたかった」と、原監督が渋面を作ったほどで、もし落としたら様々な悔恨が残ったはず。そうした憂いの全てを、決して受け身に回るまい、という意思の力のひと振りが吹き払った。(篠山正幸)

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