大塚家具、中国展開でも見えぬ業績回復
証券部 鈴木孝太朗
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経営再建中の大塚家具が不振から抜け出せない。直近の月次売上高は前年割れが続き、株価は上場来安値圏で推移する。打開策として日中間の越境EC(電子商取引)の運営・支援を手掛けるハイラインズ(東京・渋谷)などとの資本業務提携で中国市場の開拓を狙うが、市場関係者の多くは効果を疑問視している。
今月、大塚家具は中国アリババ集団が運営する越境ECサイト「天猫国際」で、雑貨などの小物の商品販売を始めた。雑貨を手始めに中...
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