2019年7月18日(木)

せかい旬景 アイスホッケー世界一に歓喜(フィンランド)

コラム(国際・アジア)
ヨーロッパ
2019/6/22 5:50
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続々と祝勝イベントに詰めかける人たち(5月27日、ヘルシンキ)

続々と祝勝イベントに詰めかける人たち(5月27日、ヘルシンキ)

「今晩はパーティーだ。すぐそこの公園だから、君も行ってみるといい」――。出張で降り立ったヘルシンキ中央駅。土産物店で次々とフィンランド国旗を買い求める人たちが目に付いた。身軽で観光客でもなさそうだ。不思議に思いながらコーヒースタンドで一服していると隣の初老男性も国旗片手にコーヒーをすすっている。理由を聞くと前日の5月26日、同国代表の男子アイスホッケーチームがスロバキアでの世界選手権で優勝し、これから祝勝イベントが開かれるという。誰でも参加できるからと男性に促され、足を運んでみることにした。

世界選手権で優勝し歓喜のフィンランド選手たち(5月26日、スロバキア)=ロイター

世界選手権で優勝し歓喜のフィンランド選手たち(5月26日、スロバキア)=ロイター

地元紙が配布した「ありがとう、ライオンズ」と記されたポスター

地元紙が配布した「ありがとう、ライオンズ」と記されたポスター

通りに出てみると白地に青のジャージーに身を包んだ人波が続々と会場に詰めかけている。「ライオンズ」の愛称で親しまれている代表チームの到着まであと2時間もあるのに、広場は老若男女でもう身動きが取れない状態。現地語でフィンランドを表す「スオミ、スオミ」の大合唱が起こり、はるか前方の特設ステージのポップ歌手やDJがお祭り騒ぎに拍車をかけていた。ヘルシンキから50キロ離れた街から息子と参加したペトリさん(45)は「昨日はテレビ観戦だったけど本当に興奮したよ。彼らは俺たちの誇りだ」と3度目の偉業をたたえていた。

会場で凱旋する選手を待つ市民ら

会場で凱旋する選手を待つ市民ら

この日集まった市民は、地元紙によると5万人。凱旋帰国した選手らが到着すると観衆の熱気は最高潮に達し、会場では花火や音楽が深夜まで続いた。

優勝杯が登場すると花火や紙テープが舞い、熱気は最高潮に

優勝杯が登場すると花火や紙テープが舞い、熱気は最高潮に

熱狂は前夜の優勝直後から始まっていて、中心部の噴水広場では数千人が集まりお祭り騒ぎが夜通し続いたのだという。池に飛び込んで騒ぐ若者もいて、市が自制を促す談話を出した、というどこかで聞いたようなニュースも。フィンランドといえばサウナの本場。現地の施設は水風呂でなく海や湖に飛び込み火照った体を冷ますのが作法なので、若者たちの姿もさぞ堂に入った様子だったに違いない。

(写真映像部 柏原敬樹)

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