2019年7月22日(月)

鉄連会長「中国の鉄鋼再編、過剰能力削減に期待」

環境エネ・素材
2019/6/18 15:33
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日本鉄鋼連盟の北野嘉久会長(JFEスチール社長)は18日、6月上旬に中国の鉄鋼大手、宝武鋼鉄集団と馬鋼集団が経営統合を決めたことについて「再編で中国が過剰生産能力の削減に向かうことを期待したい」と述べた。中国の粗鋼生産量は5月も月次ベースで過去最高の水準が続いており、生産能力拡大への懸念が再び高まっている。

記者会見した日本鉄鋼連盟の北野会長(18日、東京都内)

中国の国家統計局によると5月の粗鋼生産量は前年同月比10%増の8909万トンと2カ月連続で過去最高を更新した。

北野氏は中国の動向について「中国政府の景気刺激策でインフラ投資が増えている」と分析した。中国からの鋼材輸出は2カ月連続で前年を下回っているが「今後、輸出数量がどう変化していくか注視する」と話した。

こうしたなか、国内では2018年に起きた高炉各社の生産トラブルも背景に、中国や韓国からの輸入材が増えている。国内の薄板在庫は4月末に453万トンと10年ぶりの高水準となった。北野氏は「高炉メーカーの生産が復調しており、在庫が一定水準まで落ちるまでにある程度時間がかかる」との見方を示した。

割安な輸入材の増加による在庫の高止まりも背景に、電炉大手の東京製鉄は17日、7月契約分からの鋼材価格引き下げを発表した。日本製鉄など高炉大手も受注や生産調整で需給の引き締めに動いている。

(川上梓)

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