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米SEC、KPMGに制裁金54億円 監査資料改ざんなどで

KPMGは、監査資料の改ざんなどで5000万ドルの制裁金を支払うことでSECと合意した=ロイター

【ニューヨーク=関根沙羅】米証券取引委員会(SEC)は17日、国際会計事務所KPMGが監査資料の改ざんや社内試験における不正行為を認め、5000万ドル(約54億2800万円)の制裁金を支払うことで合意したと発表した。制裁金の支払いに加え、企業倫理管理やコンプライアンスの査定のために独立したコンサルタントを雇う。

SECによると、KPMGの元職員らは、米監査法人の監督機関である上場企業会計監視委員会(PCAOB)による年次査察に際して、PCAOBから年次査察の対象となる監査業務リストを事前に不正入手し、該当する資料を修正することで監査上の不備が見つかりにくいようにした。KPMGは過去の査察でPCAOBから監査の不備を多数指摘されていた。

SECの調査により、監査業務に関する知識や理解度を確認するための社内試験での不正行為も発覚した。SECによると複数のKPMG職員が、試験の点数を上げるために解答を共有したり、合格に必要な点数を不正に引き下げたりしていた。試験には、監査不備への対策としてSECから義務付けられていたものも含まれていた。

SECのクレイトン委員長は17日付の声明で、会計原則と専門的基準に従って作成された質の高い財務諸表は資本市場の基盤であり「KPMGの倫理上の失敗は容認できない」と述べた。

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