浜松いわた信金 6店舗を廃止
浜松いわた信用金庫(浜松市)は2021年3月末をめどに6店舗を廃止する。統合や移転などを含めると20店舗を再編する。店舗設備の集約により、業務効率化や人員などの経営資源の再配置を進める。
17日の総代会で決議された。竜洋西支店(静岡県磐田市)や磐田南支店(同)など6店舗を廃止するほか、葵西支店(浜松市)や小松支店(同)など7店舗を別店舗内に移転する。このほか大型店とその周辺の店舗で役割を分担する「エリア・パートナー店」を現在の7組から14組に増やす。
解体や改装などの費用や減損処理に13億~14億円かかる見通し。一方、年間で2億7000万~3億円ほどの物件費を削減できるほか、業務の効率化により150人ほどの再配置可能な人員を生み出す見通しだ。人員は新産業創出や事業承継をはじめとした顧客の課題解決分野に重点配置する。
浜松いわた信用金庫は1月に浜松信用金庫と磐田信用金庫が合併して誕生した。鈴木敏治理事は17日の会見で「お客様の利便性を鑑みながら、合併のシナジーを創出していく」と話した。
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