2019年7月22日(月)

大阪の拳銃強奪で33歳男逮捕 拳銃を所持、容疑否認
1発発射した痕跡

関西
2019/6/17 6:46 (2019/6/17 12:23更新)
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大阪府警吹田署に入る飯森裕次郎容疑者(右、17日午前、吹田市)=時事

大阪府警吹田署に入る飯森裕次郎容疑者(右、17日午前、吹田市)=時事

大阪府吹田市の交番前で警察官が刺されて拳銃が強奪された事件で、大阪府警は17日、強盗殺人未遂容疑で指名手配していた東京都品川区の職業不詳、飯森裕次郎容疑者(33)を隣接する箕面市内の山中で逮捕した。逮捕時、同容疑者は強奪した拳銃を所持。入っていた実弾5発のうち、1発は発射した痕跡があるという。

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大阪では28、29日に20カ国・地域首脳会議(G20サミット)を控え、警備態勢を強める中で今回の事件が発生。公共施設の休館や学校の部活動の中止など市民生活にも大きな影響を与えた事件は、発生から丸1日で急展開した。

逮捕容疑は16日午前5時40分ごろ、吹田市の千里山交番前で吹田署地域課の古瀬鈴之佑巡査(26)の胸など複数箇所を包丁で刺し、実弾5発が入った拳銃1丁を奪った疑い。古瀬巡査は意識不明の重体となった。

府警の調べに対し、飯森容疑者は「私のやったことではありません」などと容疑を否認。府警によると、飯森容疑者は逮捕時、精神障害者保健福祉手帳を所持しており、「私の思うことは病気がひどくなったせい、周りの人がひどくなったせいだ」とも話しているという。

事件発生から約20分後の16日午前6時ごろ、交番近くの住宅街で「破裂音を聞いた」という複数の情報が吹田署にあった。府警によると、拳銃の発射による被害は確認されておらず、発砲の有無を調べている。

府警は16日、交番の防犯カメラに映った不審な男の画像を公開し、約5千人態勢で行方を追った。飯森容疑者に似た男の足取りを防犯カメラの映像を基に追跡した結果、吹田市内のショッピングモールで服やスニーカーなどを購入し、同日午後8時すぎには箕面市の山中に入ったことが判明。17日早朝、捜査員が山中のベンチに横たわる同容疑者を発見し、午前6時35分ごろ、身柄を確保した。

飯森容疑者が確保された現場付近(17日午前、大阪府箕面市)=共同

飯森容疑者が確保された現場付近(17日午前、大阪府箕面市)=共同

捜査関係者によると、飯森容疑者と似た男は事件2日前の14日、吹田市内のホテルで宿泊。同容疑者の父親が、東京都品川区に住む息子に酷似していると話していた。府警は今後、動機や事件前後の足取りなどを詳しく調べる。

事件発生の16日、府警などは吹田市の住民らを中心に不要不急の外出の自粛を要請するなど厳戒態勢を敷いた。17日も大阪府内の学校では一部で授業を繰り下げるなどの影響が続いた。府警の石田高久本部長は「府民の皆様には大変不安を与え申し訳ない。情報提供など捜査にご協力いただき感謝する」とのコメントを出した。

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